一生懸命になって時流に乗ろうとしてる人の将来が心配
「こんなはずじゃなかった」とあとで落胆する人がいて、それが一時的なもんやったらエエけど、ずっとそのままの人生を送る人がいる。
そういう人の特徴は・・・
・本を読まないか読んでてもちゃんと書き手の意図を汲み取れてない。
・トレンドを勉強してても情報だけを見て人間を見てない。
・ちょっと成功してる人の意見にばっかり敏感になって自分なりの考えをいつまでたっても確立できてない。
・ほんでそういうヤツは歴史の偉人達の普遍的に価値ある言葉にはまったく耳を貸さない。
残念すぎて涙が出てくる。
ほんっまに不思議。ほんっまに残念。
異世代間でコラボとか言うてる中高年にイラッとするし、それをもてはやしてる若者達にはもっとイラッとする。
本来、世代の違いについて語りたがるのは中高年以上のオッサン、オバハンが言いたがることであって若者はそれを聞いて「なにがやねんウザイのう!」となるのが普通。
若い世代を理解できないなんてことは、人間の歴史が始まってからず~っとそうやったやろうし、ある意味それが、中高年と若者との健全な関係やろう?
中高年は、若者にナメられまいとさらに頑張り、若者は「ジジイ今に見とけ」とやる気の炎をたぎらせる。
それがあるべき姿とちゃう???
だいたい、中高年の社会的役割と若者の役割とは内容が違うやろうが。
それぞれがそれぞれのフィールドで頑張ってたらそれでええやんか。
良かろうが悪かろうが、その時々の時代を作るのはその時代の人間でエエやんか。
それをどう変えたらどんな価値が生まれるのか。
コラボとか言ってるヤツは、具体例と数字を出して言えるモンなら言ってみろ。
時流を発信するのはそれ自体が商売
そのひとつひとつをカテゴリ毎に丁寧に説明するのは、それで飯食ってる専門家に任せるとして、いちアラフィフオバちゃんは経験だけで言わせてもらう。
時流を分析し、発信するだけで一発当てるヤツ自身は、その波には乗らずビーチでトロピカルジュースを片手に眺めてるだけということもあると認識してる?
皆がそうやとは言えんけど、あなたにそれを見極める力ありますか?
流行は作られてるという事を忘れてたらアカン。
時代の移り変わりはたしかに現実。でも・・・
オバちゃんは表現力の限界があるからババくさい言い方になってまうけど、人間は生まれた時から全員が必ず平等に持っている「生老病死」がある。
コレには時流は関係ない。
どの時代に生まれたとしてもみんな同じ。
「生老病死」を
生きる苦しみ
老いる苦しみ
病気する苦しみ
死ぬ苦しみ
にするか、逆に
生きる幸せ
老いる幸せ
病を得る幸せ
死ぬ幸せ
にするか。それをすべて時流のせいにできますか?
自身の幸福を追求するなら、時流にダラダラと乗り続けるな
1人の時間に何を考え、何をしているか。それだけが自分の未来を作ってる。まずは誰の意見も聞かずに、本当に自分にとって一番高い望みを引っ張り出して、恐れずにそれを口に出せ。
あらゆるジャンルの本を読むのは良い。それについて議論するのももちろん良い。
だけど、もしあなたの身近に、
時流に乗ることを推奨してくる目上の人間がいたら、ソイツの言うことは信用するな。
あ、念のため言うけどホリエモンのこととかとちゃうで。
彼は身近な人間とは違うやろ?
とにかく、そういう大人は偽善者の皮を被ることで自分の生活だけを守ってる小さい小さいスケールの人間。もしかすると詐欺師の可能性だってある。そういう人間は決して本当のことは言わない。
けど、ナメてかかって無下な態度をとるのはイカン。
偽善者の嫉妬は買わんように気をつけて。
だから、時流にはサラッと乗るくらいであとは忘れとくのが丁度いい。
IT関連で成功を収めてる方々が気にかけるべき事
氷河期世代に対して、なんとか前向きになってそれぞれの人生を謳歌してもらいたいという、その為に色々と言葉を発信し続けているというのは理解できる。
けど、若者が自分の頭で考える時間を奪うことになってないか、ちょっと気にしてみて欲しい。
時には、成功した自分とギャラリー達の違いをはっきり伝えて突き放して欲しい。
若者が自分の足元をちゃんと見て我に返るきっかけも与えてやって欲しい。
本当に愛があるなら、そこまで考えてやって欲しい。
最後に
何でアラフィフのフツーのオバちゃんが、こんな事を言いたい衝動にかられたのかといえば、自分と同じ中高年がメディアでしょうもない事ばっかり言ってる事にストレスが溜まってたのと、オバちゃんと同い年の友人のA子が20歳前後の時からその中身がまったく変わらず成長してなくて、自分の人生(男も仕事も)が思い通りにいかないのを周囲の環境のせいにして、未だにトレンドだけ気にして他人の意見を借りて訳知り顔で世間を語ってるから。
これまでいろいろ話をして、彼女自身が納得する人生を送って欲しいと思ってきたけど無理やった。
彼女は悩んでないのかも知れない。文句ばっかり言いながら充実感や感動がなくてもちゃっかり生きていってる。ある意味、強い人間。
そんな時、この記事を読んで私は何かがキレた。
このブロガーさんの仕事は、人間がもれなく一生に一度必ずお世話になる職種である。
あらゆる死に様を見ているこの人の日常にあなたなら何を思うだろうか。
現代の成功者が語る様々な事をカッコいいイメージだけでとらえて「生老病死」を鼻で笑ってるとしたら、あなたはA子予備軍。
A子みたいに強い人間やったらいいけどそうでなかったらどうするのん?
おわり。