sunaowamuteki’s blog

フザケたり真面目に幸福を追求したりロマンを大切にしたりしながら生きてる日常。


同じ日本人でもわからんある種の「笑い」

デーブ・スペクターとかボビー・オロゴンは、拙い日本語を話す外国人が日本人にウケるのを知ってて、本人はめっちゃ優秀やのにわざと拙く喋る。

私もそれをテレビで観てて笑う。

でも、私のかつての同僚(多言語を扱う日本人)はこう言ってた。

「自分の頭の良さを自慢しかつそれで笑う日本人を馬鹿にしてる。ムカつく」と。

 

えっ、そうなん??あんたらインテリって、けっこう

気難しいんやな!ってちょっとメンドクサって思った。

 まあ、それは置いといて・・・



イタリアをツアー旅行で行った時、語学の堪能な日本人添乗員が同行しててんけど、観光する地域によってはさらにもう1人のイタリア人の現地ガイドが日本語で案内していた。
歴史上の誰かの話をそのイタリア人ガイドが説明してた時に「僕のように眉目秀麗な」と言った。

その時、私達ツアー客の間でドッと笑いが起こった。
私は「あれ?いま笑うとこ?意味わからん」と思った。気の毒にアントニオは不可解な様子で、添乗員さんにイタリア語でなんで皆が笑ったのか聞いていた。

添乗員さんは、ちょ~っと苦笑いで、

 

「あーごめん。気ィ悪くせんといて。決してアンタが

眉目秀麗やないと思って笑ってんのとちゃうねん。

日本人は外国人が日本語を喋るのはどんな時でも可笑

しいねん。むしろ親しみを感じてはるねん。

笑ってる当人は語学ぜんぜんアカンのに変やろ?

気にせんと、話続けて」

と、説明をした様子だった。(私の勝手な想像です)

 

日本人の私が「日本人って・・・」という言い方なんか勿論したくない。

それでも、「なんで笑うん?」とちょっと不愉快になる事がちょくちょくある

多くの日本人の前でスピーチする外国人が時折、片言で日本語を交えると日本人は笑う。


私は、「偉いな~勉強してはんねんな~」と思って関心するから笑わない

わざわざ日本語を勉強してくれてる事に、お礼を言いたいぐらい。当人が私達から

のウケを狙ってたら別やけど。そうかそうでないかぐらいわかる。

 

でもだいたい日本人て、そういう時シチュエーションに関係なく笑うよね。

もし相手がちびっ子なら、国籍とか関係無く日本人の子供でも舌っ足らずに一生

懸命何か言うてたら可愛いから、笑ってまうコトある。

でも、いい年齢で本人が真面目に喋ってるなら、笑うたらアカンやろ。

 

 

ここまでの話とはちょっと違うねんけど、こんな場合であれば、自己責任でシバ

かれるかも知れんのを覚悟で笑ってもエエんちゃうかなという思い出がひとつ。

 

15歳の時、一緒に遊んでた17歳と15歳の男子が尾崎豊が猛烈に好きで、住ん

でた団地の階段で3人で座ってた時に、その歌を覚えようとして歌詞カードを手に

2人が同時に小声でぼそぼそ読み始めた

その頃の身近なカラオケってスナックぐらいのもんで、自分で歌ってファン心を

鎮めるなんて無理。

学校の勉強からは完全にドロップアウトしてる2人が初めて見せるその集中っぷり

に、邪魔しちゃイカンと私も黙ってそれを見守っていたが、たぶん「卒業」やった

と思うけど歌詞がすんごい長くて。

とうとう可笑しくなってきて「なんか、お経を読んでるみたい」と言って笑って

しまった

水を差された彼らはムッとする前に「お経を読んでるみたい」な自分達を想像した

ようで、3人で大笑いした。そして歌詞カードはそっとポケットに仕舞われた。

 

 

 

ともあれ、真面目に頑張ってる外国人を集団で笑ったりしてはいけないという事

を、誰か発言権のある人がもっと言って欲しいと思う

同じ日本人として恥ずかしいから。

 

 

今日はちょっと記事が書けないカンジなので。

上野動物園で撮った写真にセリフを入れてみた。

 

母上様・・・

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一休・・・ 

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こんな髪型でガッコウ行くんいやや

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ラム・・・!?

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早よ持ってこい!ワシのメガネを!

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コブシだけでは、アカンのや・・・

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もう、終いじゃ!

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奥入瀬渓流から十和田湖へ

5日目  

 

これまでに買ったお土産などをホテルから宅配便で自宅に送る手配をして、荷物を減らしチェックアウト。

ホテルから、遊歩道を散歩がてら奥入瀬渓流まで歩き、そこでレンタサイクルを申し込み。自転車で十和田湖

↓絵を描く人。すごく上手。

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子ノ口から休屋まで遊覧船に乗って十和田湖を渡る

お昼ご飯は、ヒメマス定食。

十和田湖盛岡駅にバス移動。

盛岡駅でわんこそば。鉄子さんは限界に挑戦。私は、わんこ弁当をゆっくりいただく。お蕎麦めっちゃ美味しかった。

盛岡駅北上駅(ホテルシティプラザ北上泊)

 

6日目 

 

北上駅ほっとゆだ

この駅舎には、情緒ある源泉かけ流し温泉の施設があり、ここでゆっくり朝風呂に入る。お昼ご飯は、近くの食堂でひっつみ定食をいただく。

ほっとゆだ駅→大石田駅→路線バスでこの旅の〆銀山温泉(源泉館泊)

 

銀山温泉HPより

銀山温泉は、かつて江戸時代初期の大銀山として栄えた「延沢銀山」の名称に由来しています。
大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が銀山川の両岸に沿って軒を並べ、昔ながらの独特な景観を味わうことができます。

 

当時、まだデジカメを持ってなかったのでUPできる写真が無いのです。

 

7日目 

 

朝、路線バスで大石田駅

大石田駅→東京駅

米沢駅で途中下車して、新杵屋で作り立ての牛肉どまん中弁当を買う。ほんまに美味しい。

 東京駅八重洲口→夜行バスで大阪へ

 

そして最終日の8日目、 早朝、大阪駅にて解散

 

ブログの旅行ネタで、写真が載せられないのはサミシイ。当時のガラケーの写メでPCに残ってたものだけを貼り付けてます。

けど、メモ帳に細かい行程や食事内容や臨時出費(タクシー代等)その金額とかちょっとした感想とか書いてたから、それを基にこのブログが書けて良かった。

 

参考までに、この旅行にかかった費用は食事・土産代も全部入れて10万円弱

ホントいい旅だった。

ちなみに、鉄子さんとは今もお友達です

 

おわり。

  

 

青春18きっぷを使って東北を旅する

 15年ほど前の7月、青春18きっぷで東北を旅した記録

勤め先の同僚が、今で言うところの「鉄子さんで、6泊8日の行程と2人分の

宿泊と切符まで全て手配してくれた。

 

夜、大阪駅ホームで待ち合わせ。二人ともリュックサック(は、ドイツ語で英語ではバックパックやねんて~)で、鉄子さんは片手にJR時刻表という旅情溢れるスタイル。 

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まず初日は・・・  

大阪駅米原大垣駅夜行快速列車ムーンライトながらに乗換

 

2日目 

東京駅に早朝着→宇都宮→黒磯→郡山→福島→山形→新庄→秋田(秋田スカイホテル泊)

途中、福島駅で下車し、駅前の極楽湯でサッパリして一息つく。

復刻版釜めし・雉焼栗めし等の駅弁や、ホームで昔ながらの首から下げて販売

される峠の力餅を買って電車内でいただく。

夜は、事前に電話予約しておいた秋田の「比内や」で、きりたんぽ鍋・比内地鶏

焼鳥などをいただく。

 

3日目 

秋田→東能代→十二湖→鯵ヶ沢→川部→青森(ホテルサンルート青森泊)

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十二湖で途中下車し、十二湖バスで青池等を観光。サンタランド(今は名前が変わってるらしい)で 昼食。

タクシーで、鯵ヶ沢駅へ。快速列車リゾートしらかみ「橅」の指定席510円を購入

して、五能線の景色と、車内での津軽三味線の演奏を堪能。

 

車窓の両側にず~っと向こうまで続く水田の緑と、空の青に浮かぶ雲の真っ白さ。

初めて直に聴く津軽三味線の音色が一体となって、私の何かが弾け飛んで号泣。

泣いてる客は私だけ。私にとって何の所縁もないこの地で、生まれて初めて感じる

強烈な郷愁に驚く

 

晩御飯は、青森駅から歩いてすぐのホタテ料理の食堂で、めっちゃ美味しいホタテ

フライ定食を食べた。壁に、有名人のサインがたくさんあった。

 

4日目 

駅のそばにある青森観光物産館アスパムへ。

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2階のパノラマ館で、ねぶた祭の映像を360度のマルチスクリーンで観る。

すごい臨場感と迫力でとても良かった。

ねぶた太鼓の打ち方を教えてもらい、ドンドン、ドドンドンドン、と打ち始めると

自分の中にも同じリズムを感じて何とも言えない感動が。

 

そのあと、鉄子さんからの強いリクエストがあった三内丸山遺跡へバスで移動。

だだっ広~い更地になんか分からん遺跡がぽつーんとあんのかな?ってイメージ

で行ったら、縄文時遊館というなかなか充実した施設が。

縄文時代を学んで(ぜんぶ忘れたけど)再び青森駅にバスで戻って、奥入瀬渓流

グランドホテルの送迎バスでホテルへ。

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今は、星野リゾート奥入瀬渓流ホテルになってるみたい。館内に、岡本太郎

大きなオブジェがドーンとある立派なホテル。

 

こうして振り返ってみると、旅行会社も顔負けの超・充実プラン。私は白神山地

そこにある青池と、奥入瀬渓流の苔むした景色を堪能できればって感じだった

けど、鉄子さんが色々と考えてくれたおかげで、すんごく思い出深い旅になってる。

ありがとう!鉄子さん!

 

 

続く。

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温泉が好き

お風呂に入りに行くこと自体が好きである。温泉なら尚更。

よく温泉に行きだした最初の頃は、空の下でお風呂という解放感が好きだった

から、宿を選ぶ時は大きな露天風呂にこだわった。

 

もちろん、温泉だけでなく宿の料理も楽しみ。

どこも似たり寄ったりだからそれが不満という意見もよく聞くけど、はっきり

言って私はその料理が好き。温泉に来たって感じがする。

もともと好き嫌いがないし、川魚の塩焼なんかは腹の方からかぶりつく。

天ぷらが冷めててもあんまり気にならず美味しく頂き、大体たいらげる。

 

宿でほかの客が料理を残しているのをよく見かけるから、夫に「何でみんな

あんなに残してんねんやろう?」って言うと、

「いや。普通みんなだいたい残すで。女の人で全部食べるのアンタぐらいやで。

初めて一緒に温泉に泊まった時びっくりしたもん」って。

この時はまだ結婚してなくて、付き合い始めて2~3年の頃だったと思う。

 

マジ??私もびっくりしたわ。ほんま男って、顔に出えへんな。

 

ところで、初めて肩関節周囲炎ようは五十肩になった時に「あそこのお湯

やったら肩に効きそう」と思い立った温泉宿があった。

 

温泉宿で食べ過ぎる私は、夜寝るときにいつも「あ~苦し。あ~しんど」と

なってしまいあんまり熟睡できひんのが普通なのに、そこの宿はホントに

疲れが取れて良く眠れる。

 

これをきっかけに、

こだわりは源泉かけ流し温泉と変化した。

 

宿がどんだけ古かろうが、露天風呂が無かろうが、風呂場にシャワーがなく

トイレも共同だろうが、とにかく泉質にこだわるように。

 

ちなみにそんな私のリピートは・・・( )内はあくまで私の感覚。

  • 岡山県小森温泉(筋肉・骨にイイ感じ)
  • 和歌山県湯の峰温泉(内臓にイイ感じ)但し、つぼ湯は熱過ぎて各自で水を出し適温にして入らんとイカので、厳密に言うと源泉100%とは言えないかも。公衆浴場は最高。

 

今後、リピートしたいと思ってるのが・・・

  • 長野県の信州渋温泉(女性のカラダにイイ感じ)この温泉街の宿に宿泊したら、効能の違う外湯の九湯めぐりができる。
  • 長野県の奥蓼科温泉郷 澁・辰野館(精神の安定にイイ感じ)泉質は言わずもがな、この宿の工夫を凝らした里山料理はマジ最高。見た目にも洗練されてとにかく満足度が高い。

 ↓早よう食べたい気持ちを抑え切れず、写りがイマイチ。全部、味が違ってバランスが良い。

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デザートは食用ホオズキのアイス。新しい美味しさ。

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 勿論、他に料理は出てたけど食べる欲が勝って写真を撮っていなかった

 

↓朝食。何気ないように見えるけど、ひとつひとつ全部味が良い。

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 おわり。 

 

 

 

ストレス社会。グローバルとローカルの狭間で。

 私は関西人。他の地域のことはよく知らない。

 

塩梅(あんばい)という言葉がある。

お風呂の湯加減が気持ち良かった時「ああ~ええ塩梅や」 ご飯のおかずの味が良かった時「ん。ええ塩梅にでけてる」 マッサージを受けてて「あ~ええ塩梅。ありがとありがと」と、ハートマークが語尾につく感じ。

この語源については、漢字が示しているとおり梅干しを作る際の塩加減を表すものだから、ほんのちょっと多くても少なくても成り立たない「ちょうど良い状態」としてあらゆる場面でオールマイティーに使える言葉である。

 

もうひとつ、「あんじょう」という言葉がある。

芸妓さんを愛人にする客に、置屋のおかみが心配して言う「あんじょうしたっておくんなはれや」 仕事を仲介して、雇い主に「すんまへんけど、あんじょう頼んます」そこで働く人には「あんじょう頑張りや」。

なんか京マチ子の浴衣姿が思い浮かぶような例えやけど、語源は「味良く」→「味良う」→「あんじょう」で、良いように、とか、良い具合にといった意味で使う。

 

ところで、私は第二次ベビーブーム世代の人間。

三次は無いからもう少ししたら私らの世代が日本の人口のマジョリティー。何かとマイノリティーな人生に肩身の狭い思いをする事が多かった私が、やっと憧れのマジョリティーに。イエーイ!

 

今日のブログタイトルがなんかいっちょ前やけども、専門家じゃないから超・超一般庶民の私が見てきた世間と個人的経験だけに基づいた所感で言う。

 

ティーンエイジャーのうちから外国語堪能というような暮らし向きの方々は除外して、たぶん一般庶民のほとんどが「グローバル化」など自分とは関係ないと思ってたと思うんやけど、

海外ドラマや海外の生活を扱うテレビ番組がすごく増えたことや、何といってもインターネットで世界中の知りたい事がいつでもどこでも情報が得られたり、

勤め先の会社がグローバル企業系列だと早い時期から社内のダイバーシティの意識醸成を推進されてたり、海外旅行者と訪日外国人旅行者の人数が年々増加してたりと、

ここ15年~20年に亘って、毎日何らかの形で外国人とその文化の存在を意識する環境にあって、「グローバル化」の意味をなんとなくみんなが理解し、さらに自分もそのように意識を変えんとイカンような、そうでないと世間に置いて行かれるような。

 

さりとて、実のところ外国人と接する機会なんかほぼ無いのが一般庶民。

それでも、自分もそれなりに「時代に即した人間」だとアピールする機会はというと・・・「マナー」であると思う。

 

辞書みたいに厳密なコレの意味は置いといて。

 

私から見た世間での「マナー」はグローバルルールで、「常識」はローカルルール。

器用な人は、これらを上手く使い分ける。そうでなければ、色々な場面で判断がどっちつかずで精神的に落ち着かない。生真面目な性格なら知らず知らずのうちにそれがストレスになり、面倒くさがりな性格ならそのうちどちらにも関心が薄れる。

 

大人の非常識が目に付く現代。なかなか「ええ塩梅」を見つけられず、「あんじょう」いかないのは、こういうことも影響してるんやないかと思ったわけ。

 

日本人だけに限らんとは思うけど、「空気を読む」が故に同じ方向へ向きがち。

ほんで、一般庶民はそれぞれの時代の世間の雰囲気から「自分もそうならなアカン」ような何かしらのプレッシャーを強いられて、その時代ごとのストレス社会ができるんやろうから、何も現代だけがそうというわけじゃない。

ある人はまともにそのストレスをくらい、ある人は無関心という態度を選ぶことでストレスを避ける。

ストレスは避けたいけど、わりとええカッコしいの私には無関心っちゅうのも絶対ムリ。

私が言うのもなんやけど、グローバル人材の部類に入るような人が、もしも自分の育った地域の文化やローカルルールについて生き生きと語る事が出来ないとしたら、どうかな。

逆に、グローバル人材では全くないけど「自分ちではこうだ」と飾らずに、気取る事もなく楽し気に語れたなら。

私のブログ名の「素直は無敵」は、自分の心得というか戒めというか。

私が外国人の立場だったら、後者のような人を「信頼」するし、「安心」するし寧ろそういう人々と交流したいから、今後の私はそのスタンスを選んでやっていくと決めた。

 

若い人は自分たちで、いろいろ考えて新しい時代を作っていくねんから、彼らの選択を心配などしない。

それより第二次ベビーブーム世代の人間ばっかしいる街並みがどんな景色になるか、その時の世間にそれがどんな風に影響するのかの方が気になってる。

 

私と同世代の人達が、日々の生活にストレス無く、グローバル社会でもなんらかの貢献が出来て、そのうち何十年後かにテレビ特集番組で「昭和のベビーブーム世代・自己の内面の充実にこだわって生きた幸福なマジョリティー達」っちゅうような題がついてたら、嬉しいなぁ。 

昨日のブログの件。今日のこの内容がちょっとでも前向きなオチになってたらいいけど。

 ↓昨日のブログ

sunaowamuteki.hatenablog.com

 

 

 

 

 

天然スパで☆マナー以前のご老人の御振舞

「それって、常識やで!」

夫から、年に一回は言われている気がする。私も、夫に言っている気がする。

 

お互いにそれを言う程度には、普段から気を付けて生活しているつもりでいる。

 

とは言え・・・「マナー」の名のもとにやや生きづらさを感じる事もあるから、

それにうるさい人には決してなりたくないが・・・

 

一昨日、私は生まれて初めて赤の他人しかも目上の人に注意をした

 

場所は、入浴のみで千円以上する安くはない某天然温泉スパでの事。

家のすぐ近くに600円の天然スパがあるけど、そこには行かずに車で20分程の

そこへ、夫に休日に連れて行ってもらう。寛げるし、泉質も良い。

 

何があったのか結論から言うと、脱衣所で私のロッカーのふたつ横で70歳前後の

女性が、肌着に着替えた後に丸椅子を自分のロッカーの前に持ってきて座り、

そこで爪を切っていた。

普段、私は他人に関心がなく(たまにそれを友人に指摘される)人をじっと見る

ことは無いんやけど、狭いロッカー前のことお互いに気を使い合う場なので意識

する。

そんな状況のすぐ横で「パチッ、パチッ」って音がしたらさすがに「ん?」と

凝視した。

 

その足元にゴミ箱もなく、切った爪はそのまま床へ・・・。

 

そんな事をしている当人のその心根と、切った爪を素足で踏むであろう他の客に

対する同情の気持ちから、私に迷いはなかった。

 

「おばあちゃん、そこで爪切ったらほかの人が踏むかも知れへんけど、ええのん?」

自然と優しい口調で、ハッキリと言葉が出た。

その方は一瞬、手を止めて私を見上げて

「爪が割れたから・・・」

と言ってちょっと手を上げて見せたが、私はさらに

「それ、ほかの人が踏んだら痛いでぇ」と。

 

残りの指の爪も切りたそうな様子ではあったが、さすがにやりにくそうになっていた。これ以上、言う必要は無い。

私はパンツとキャミを着てロッカーにカギをし、ドライヤーが設置してある長鏡台

へ移動した。

 

髪を乾かして戻ったら、もうその方はいなかった。私は近くにいたスパの従業員を

呼び止めて小声で事情を伝えて、その場を掃除してもらった。

 

私が小さい頃、「マナー」なんて言葉は聞いたこと無かった。電車内にタバコの

吸い殻が落ちていたし、どこでもタン吐くジジイもいたし、犬の放し飼いや散歩の

フンも道にそのままだしゴミもよく落ちていたと思う。

お風呂が無い家も結構あって、銭湯の利用者が多く私も親と一緒によく行っていた

し、最初の一人暮らしのアパートは風呂無しだったので、銭湯は常連だった。

お風呂上りの体そのままで走り出てくる子供がいたら、何人かいるオバちゃんの

うちの誰かが「あ~あ、拭かんと出たら足元がもうビチョビチョやがな」と諭して

いた。

 

その時代は、はあ・・・私もこのセリフを言うようになってしまった)マナー

なんていう気取った認識などみんな持ってなかったけど、もし誰かがやっては

いけない事をしていたら年配のオバちゃんやオッちゃんが「アンタ、そんなん

したらアカンがな」と普通に注意していたんやけどな・・・。

 

マナーという言葉自体には、老若男女問わずやや敏感になっているようなのに、

今回の出来事以外にも大人の非常識をやたらと目にしてしまいそれがちょっと

ストレスになっている。

 

誰か、これに救いのあるオチを付けてください。お願い。

 

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