sunaowamuteki’s blog

フザケたり真面目に幸福を追求したりロマンを大切にしたりしながら生きてる日常。


気分も☀晴れの日

10月の集金も無事に終わり\(^o^)/午前中は私の持病の定期検査で病院へ。

空の青さがスコーンと抜けて気持ち良かったので、帰りに近くの公園に寄ってきました。

 

近くの公園のこの柿が美味しいらしく鳥類に食べられた残骸が樹の下にいっぱい落ちてた。↓

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ところで、ここ20年ぐらいの間、母は自分の実家で1人で暮らしていたのですが一人で暮らすには不自由な事も多くなってきたので老人ホームへ入所することになりました。

 

母は私が8歳の時に妻子持ちの男と逐電したのですが、母と私の別れは新幹線のホームでした。
私とさっきまで手を繋いでいたのに気付いたら忽然と消えていて、父と2人で乗り込んだ新幹線の中を「はぐれただけでもう乗ってるかも知れない」と探し、見つからず「ああ、もういないのだ・・・」と突然、心にボッカリと開けられてしまった大きな穴。私は座席にじっと座り黙り込んだままずっと泣き続けてました。

問題の多い家だったので、私にとって母の存在が唯一無二の幸福でした。

その母を突然にもぎ取られて以後、私の未来は地獄しかなく、あの時の絶望感は忘れられません。

 

何度か自殺を考える様な時がありつつも、なんとか生き延びて16歳で私が父方の家を出て自力で母を探し当てて会いに行ったのですが、その時母は私を抱きしめる事もなく「一緒に住もう」とも言わず、高校へ行かそうともしませんでした。

私が16歳で独り暮らしする時も、何の援助もせずアパートを借りる際の保証人にもならなかった母。

それでも私は、母が大好きでした。

まだまだ母が恋しい時分に、突然消えて居なくなったから余計にその恋しさ、母を求める気持ちというものにまったく変わりはなかったのです。

母は再婚をしていなかったので好きな時に遠慮なく会いに行けるというだけで、母という存在があるだけでその時の私の気持ちは満たされてたんだと思います。

私には子供がいないけど、これだけは言い切れます。

「生まれつき母を嫌う子供」など存在しません。

 

子供というのは、母親が大・大・大・大・大・大好きです。

たとえそれが、子供が小さい間のほんの数年だけであったとしても。

自分を無条件に愛し信頼し、混じりっ気のない心からの「only you」を態度で示してくれるのは子供だけであると思います。

 

 アオサギでしょうか?↓

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そんな「母大好き娘」の私が、母に不信感を抱くようになったのは私自身が当時の母の年齢になってきた頃からです。

いかに母が、酷い母親であるか。あわよくば私を自分の人生の為に利用しようという心づもりであったか。

私は自分が大人になればなる程にその事に気付いてしまった。
家族以外の他人が、私に与えてくれる信頼や愛情のある言葉や態度。「大切にされる」ということがどういうことかを知ってしまった。

私がもし、大人になっても寂しく不幸なままであったならば母の事を酷いと気づくこともなく、いつまでも「お母さん、お母さん」と言っていたと思います。

 

さりとて、そんな母を全く理解していない訳ではなく、実際、父も酷い夫であったのは確かで、前妻の息子(私の腹違いの兄)や、およそ「思いやり」というものを持たない心の冷たい祖母の存在もありました。

実子の私を捨てなければならなかった母は、きっと身を切られるようなとても辛い思いをしたであろうし、そんな母を可哀想だと心から思う気持ちに変わりはありません。

 

季節外れの柘榴↓

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けれども私の心が母から離れてしまうのをどうする事もできませんでした。肉親に対する不信感や憎しみは本当に辛い。そんな風に思わずにすむならそうしたい。
自分の気持ちを変える事はできないけど、その後もずっと私は母には出来るだけの事をしてきました。

もし、母がいま死んでも悔いはないと言えるほどに。

 

スミマセン(;^_^Aつい長々と暗い昔話を書いてしまいましたが、老人ホームの話に戻ります。

私がパニック障害で自由に移動できないので、入所に関することの手続きの全てを母の田舎の年上の従兄に任せっきりだったのです。

私が何もできずその場にいる事もできないので、母が入所するのがもし、古くて暗くて管理も杜撰な老人ホームだったらと想像してばかりになり、イヤでたまらなくて気持ちがぐちゃぐちゃになり、ここ一か月その事を考えない日はなく、本当にシンドかったです。

 

 

でも昨日、母の携帯に思い切って電話をして色々と話を聞いてみました。

すると母は明るくとても元気で、母の入所した老人ホームは築6年程のまだ新しい建物で、キレイな個室の角部屋で陽当りが良く、施設従業員の方々の管理もしっかりしているとの事でした。

「ここはね、ご飯が美味しいの。デザートのゼリーなんかでも全部手作りなのよ~」

と、とても喜んでいたのです。

電話を切ったあとで、その老人ホームをネットで調べると「どのホームよりも美味しい食事を作ります」と書いてありました。
ご飯が美味しいのはホント何よりです。

 

私は心底ホッとして、母と私の運の良さに心から感謝しました。(´;ω;`)

久々に、気分が☀晴ればれとしたのです。

 

タイトルと間反対の暗い内容で「どこが気分も☀晴れの日やねん」と思われたと思いますが、申し訳ありませんでした。🙇

 

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公園の帰りにスタバにも寄って、抹茶フラペチーノとクランベリーのスコーンを買いました。
美味しかった~(´▽`)

 

以上でゴザイマス。🙇