理想的な喫茶店がもう無い
私は喫茶店が好き。
子供の頃に2~3度、父に連れて行ってもらった思い出が元となっている。
「カランカラン♫」というドアベルの向こうの異次元の空間。家とは違う穏やかな雰囲気とその匂い。
私がコーヒーを好きなのは、きっと喫茶店の匂いが好きだからだと思う。
私にとって、喫茶店の匂いは幸せの匂いだ。
スタバやドトールもイイんだけど
珈琲専門店やオシャレなカフェももちろんそれはそれでイイんだけども、団塊ジュニアの胸がキュッとなるのはやっぱり「昭和の喫茶店」である。
その「昭和の喫茶店」が今はもう無い。当時の一般的などこにでもあったそれは、今やただの理想となってしまった。
せっかくなので、私の思い描く理想的な「昭和の喫茶店」がどんなのか聞いて欲しい。
ドアベルは必須
お店の入り口にはヒイラギの植え込みと鉢植えのコーヒーの木。
木枠に四角いガラスをはめ込んだ分厚いドアを「よっ」と呟きながら少し力を入れて引く。
「カランカラン♫」というドアベルの音とともに、耳に流れ込んでくる有線のクラシック音楽(あるいはポップスのインストゥルメンタル)とコーヒーの匂い。
インテリアは茶系
入ってすぐに各社の新聞と雑誌が少し。
カウンター席が5~6席。
テーブル席は4人掛けと窓際に2人掛けがそれぞれ3つずつ。
カウンターも各テーブルも全て木製。椅子は木枠に綿ビロードのクッション張り。
壁紙は印象に残らないものを。
メニューは多くなくてイイ
コーヒーと紅茶がそれぞれ5銘柄ずつ。
あと、ミックスジュースとホットミルクにクリームソーダ。
食事はナポリタンとピザトーストとミックスサンド。
甘味は、アイスクリーム(ウエハース付き)とプリン(生クリームとチェリー付き)。
こんな感じで考えをまとめていくと、こういう喫茶店にめっちゃ行きたくなってきた!(>_<)
あ、あともうひとつ重要なコトが。
他の客の話し声が届かない
ウルサイ客がいない。これ大事。ドアベルの「カランカラン♬」と同じくらい必須❢❢
駅のホームにあるような、客の入れ替わりが早い喫茶店なら声の大きい客が一人くらい居ても許せるんですが。(電車のアナウンスも常時流れてるし)
あ、そういえば大阪環状線の京橋駅のホームにある喫茶店はわりと好きです!
・・・・と、今日は朝からこんな妄想をしました。新聞配達の帰り道でどこかの家からコーヒーのイイ匂いがしてたのがきっかけとなりました。( *´艸`)