sunaowamuteki’s blog

フザケたり真面目に幸福を追求したりロマンを大切にしたりしながら生きてる日常。


北澤美術館とサンリツ服部美術館に行ってきました

北澤美術館開館35周年記念らしい

ここは、諏訪湖沿いに建っていて眺めもいいところ。(^^)
こじんまりとした館内に、自分好みのものだけが集められてて何より人がまばらで心ゆくまで鑑賞できる。

今回、観たのはガレ、ドーム、ラリックです。

 

エミール・ガレ 【ひと夜茸ランプ】

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【フランスの薔薇】

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写真撮影が許されているのはこの2作品のみでした。

この【フランスの薔薇】については、なんとか譲って欲しいと「言い値で買う」とまで交渉した作品らしいとの事でしたが…。そんな情報は特にはいらんがな。( `ー´)ノ

 

「花のジャポニスム - ガレ、ドーム、ラリックに咲く日本の花」が展覧会中

日本の野草や日本画に描かれている花々をモチーフにした各々の作家達のジャポニスムなガラス工芸品の数々を、来年の3月末まで鑑賞できます。

 

ともあれ、私のボヤッとした写真より、HPでご確認くださいませ。

北澤美術館| 長野県諏訪市にある美術館 エミール・ガレ ドーム ラリックの作品を収蔵

 

ガレの作品はあらゆる意味で「優等生」

すべてが繊細で優美なガラス工芸品であるけれど、実用品としての安定感というか生活感がその背景に浮かぶ。そんななかで「どやっ❢❢」ってカンジの芸術作品もあって、作家としてのその才能と器用さのバランスが本当、ウラヤマシイッ。

ガレとは全く対照的なラリック

ガレの繊細さは「健全」であるのに対し、ラリックのそれはどこか「不健康」。
よりフランス的なのはもちろんラリックのほうだ。
自然美の表現がとてつもなく繊細でかつアバンギャルドな香りがハッキリとある。
例えるなら「どうしようもなく魅力的な女性」というカンジ。

ラリックは宝飾品のほうを観たいけど、観られる機会がホント少ない(>_<)のがめっちゃ残念である。

 

 

サンリツ服部美術館 

サンリツ服部美術館は 北澤美術館の隣にあります。

諏訪の美術館で東洋西洋の芸術文化を感じる | サンリツ服部美術館

 

私がココで観たかったのはこちら。↓

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 楽家初代の長次郎作の黒楽茶碗。この表紙の写真なんで端が切れてんねん。(一一")

このサンリツ服部美術館は他にも楽家のエエ作品を持っとるんです。←なんちゅうイヤラシイ言い方でしょう。

全部は展示してなかったから、図録を買ってきました。

国宝の本阿弥光悦の白楽も観たかった~(>_<)
本阿弥光悦楽家の人間ではないけど、同じ魂がその作風にある。

楽家三代の道入がその影響を強く受けたのは当然。っていうか、お互いに触発されてたんだと思う。

楽家の作が、どこまでも「地上にありて」の芸術であるのに対し、本阿弥光悦の白楽「不二山」は天上に上りゆく美を思わせる。

どちらも「土くれ」からできて、人の手で捏ねくりまわしたモノであるのに。感動する。いつまでもみていられる。ほんまマジで好き❢❢

 

でもなんせ、楽家の茶碗の実物を永らく観てなかったから、ここで思う存分観れてホント良かったわ~。

過去記事で「楽家ファン」であるコトをちょっと書いてますが、いずれ詳しく書きたいと思いながら、なんか好き過ぎて逆にナカナカ記事に書けないんですよね~。 

 その関連記事です↓

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美術館もイロイロあるけど

デカい美術館もそれはそれでイイんやけど、芸術の心をいかにも発揚されようとしてる感がある多量の展覧物を、人混みを遠慮しつつかきわけながら短時間で観てまわらねばならないようなのは(;´д`)ちょっと御免なカンジ・・・。

 

小規模で落ち着いていて趣味が良くてひと気のあまりない、私的にはそんな美術館が性に合ってます。

諏訪湖周辺には、前回行ったハーモ美術館もあります。↓ 

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オススメです(*^^*)