ルーブル美術館でモナリザを観た
映画「ダ・ヴィンチ・コード」を、ぜひとも観てから行くべきルーブル美術館
当時、ダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」の小説を同僚にプレゼントされ
て読み、作者のファンになった私。
ほんで、映画化されてそれを観に行ったことでルーブル美術館への思いを募らせた私。
↓ルーブル美術館 ☆入るのに2時間並んだ。
あ、そうそう。モナリザ。
数々の収蔵展示品の中でモナリザは別格の扱い。
大き目のノーパソ広げたぐらいのサイズの絵で、分厚いガラスに覆われてます。
さらに、屈強そうな警備員が二人がかりで「これ以上、近づかないように!」と
観光客をけん制しています。
なので、ズームで写真を撮りました。↓ 贋作でもエエかも知れん距離。オ、パルドン。
感想
世界三大美術館のひとつですから、もう言わずもがな。
全部をじっくり観るには、何回か通わないとムリ。
館内で写真を撮ってもいいとは、なんて太っ腹。まずそれに驚き。
展示作品の絵画の前にイーゼルを置いて椅子に座り、まるで自分のアトリエ
に居るみたいにじっくり腰をすえて模写する絵描きさんがいたり。
もちろん事前に申請はしてるんでしょうけども。
なんか、いいなあそういうのって。
その国を代表する何々っていうのには、オリンピックでも美術館でもバック
グラウンドに「国威発揚」があるから本来の価値というか意味合いから遠く
なってる雰囲気をどうしても感じてしまう。
確かに感動はしてても気持ちのどこかがふと白ける瞬間があるのがいつも
残念なところやねんけど、このルーブル美術館はそういうこと以上に
「皆のためにある」っていうのを感じられるのが良いところ。
それにしてもモナリザ。もっと大きいと思ってました。
昨日の故宮博物院の記事でも同じこと言うてる。
一時、よくTVで「モナリザの謎」みたいなの(そういうのわりと好き)で
この実際のサイズの4倍ぐらいのんをスタジオに置いてあーだこーだ言って
るのを観てたのが印象に残ってたから。
たぶんアレです。
私、美術館で興味を惹かれた作品を観る時ってめっちゃ観るんです。
それこそギリギリまで近づいて。近視なのも関係あるんかも。
なんせ貪欲。気が済むまで観たいんです。
その欲が満たされないと、きっと不満が残るんでしょうねェ。
ついでに、私の一番の憧れは・・・↓
子供の頃、美術の教科書でみた時からずっと、憧れでした。
この世の憂いを全て瞬時に蹴散らして、それらが遠く及ばないずっと先へと
今にも力強く飛び立とうとしてる様が、あまりにも眩しく感じました。
漠然と「希望って、こういうのをいうんやろなあ」と、その翼が辺りの空気を
巻き込んで圧倒するそのイメージが、思いもよらず当時の私の魂にとっては
新たな光となっていたように思います。
「いつか、これをじかに観たい」
と、サモトラケのニケの名を忘れませんでした。
でも、「憧れ」って自分から遠いところにあるから憧れなんですよね。
遠すぎて、その願望を「目的」とは言えなかった自分が、あれからずいぶん
経って実際にそれを観ることが出来るようになったとは。
大げさだと言われようが、そういう思い入れがありました。
まあ、そういった事情であまりに感動した私はこのサモトラケのニケの台座を
両手でさわさわしてしまい、監視員のフランス女性に「non!!」と注意を
受けてしまいました。
ほんま、この時はイイ歳して久々に浮かれたな~。
因みに
スポーツ用品ブランドのナイキのロゴは、このサモトラケのニケの
翼をモチーフにしてるんだそう。
「ニケNike」は、英語ではナイキ。そう。ナイキの社名はこの女神に由来して
るそうです。
始めにめっちゃミーハーな見出しを付けてしまってますが。
映画「ダヴィンチ・コード」を観てからルーブル美術館へ行くとまた違った
「へえ~」に出会うことが出来て楽しさが倍増すると思うのでオススメです。
※昨日の記事へのコメントで、写真の間違いを教えていただくことができましたが 他にも何か
間違いを発見されましたら、皆さまご指摘をよろしくお願いいたします。
勿論気をつけてはいるのですが、なにぶんすべてにおいて、傲慢でイメージ先行しがちな性格
ゆえに情報の厳密さに欠けている事があると思います。
おわり。