プロアクティブのCMを凝視。
録画したドラマを観つつ、夕食をほとんど食べ終わった頃に流れ始めたプロアクティブのCM。
CM「悩んでいたら、お母さんが買ってくれて・・・おかげでニキビが治って悩みが解消しました」
ほーー私らの頃と違うな。ニキビで悩んどったら逆に「色気づいてやんと、勉強しィ!」って言われるから、悩んでる事を隠してたカンジやったけどな。
ほんで、洗い物しながらCMの続きが所々耳に入ってきてたんやけど、
CM「おじいちゃんが・・・」
ん?おじいちゃん?
わざわざ洗い物の手を止めて、テレビの前に行く私。
CM「おじいちゃんが、買ってくれました」
うっわ、めっちゃ違和感。これが時代の流れか!ここまで孫にしてやらんと、おじいちゃんは相手にされんのか・・・!?
最後やったかなぁ。たしかラストは優しそうなお父さんと小綺麗な若い男子。
CM「お父さんが手を差し伸べてくれました」
息子と肩をガシッと抱き合うお父さん、めっちゃ頭頂部がぴかぴかしてはる。
思わず「息子がお父さんに手ェ差し伸べてアートネイチャーしたげなあかんのちゃうん」って口に出したら夫が、
「あんた、ヒドイこと言うなぁ・・」と。
そんなん言うたかて私、観てられへんわこのCM・・・。
こんだけあからさまに自社の商品をターゲットの両親や祖父母にまで「愛情を示せ」的にアピったら、すでにエモーショナルブラックメイルやし。
洗い物を終えてしばらくしてから私が、
「なあ。プロアクティブって海外の商品やんな。さっきのCMって日本人が作ってんのかな」
夫 「まだ言うか」
私 「いや、海外の人が日本の少子化とか現状の暮らしをリサーチして日本向けCMとして作ったんかなと思って」
夫 「さあ、どうやろ」
それならそれで、こんな風に見えてんねや日本は・・・ってそれもちょっと。
それにしても、今まで年寄りが大事にされてたんは儒教の影響やと思ってたけど(そう習った気がするけど)違うんやな。
昔は子供が多くて年寄りが少なかったから「長生きしてる」こと自体がリスペクトであってそれで年寄りが大事にされてたわけで、今は逆やから年寄りが子供を大事にせなあかんようになってもうたと。結局、数の問題やねんな。
その程度のことやってんな。なんとなくうすうす感じてはいたけど。
おお、 なにやら時代が変化した瞬間に立ち会ってるような気分。
まあでも今回だけじゃなくて、数年前からほかのある種のCMにも違和感を感じ始めてて、今回のプロアクティブのCMを観たことで今までのストレスが一気に噴火したのかも。
最初は、ダヴのモデル・・・じゃないよね一般人やんねって感じのもう若くない女性がめっちゃドヤ顔でやってるCM。
ダヴ儲かってるやろにちゃんとプロ使えば?って、観るたびイラッとする。
比べるまでもないけど吉瀬美智子のニベアのCMと美しさが違う。コレよコレ。CMというのは夢がなくちゃ。
最近では台所用洗剤のCMでエエ年したオバはんが、一緒に出てる有名人にアホッぽいタメ口で喋ったり「なんか、いい主婦になったみた~い」って言うてるのには怒りが。あと、ユニバユニバ言うてるCMも勘弁して。そんな喋り方は高校生までやて。
CMでも現実でも、見事なほどにケジメが無い中高年が多いように思う。ところでケジメ案件ってなんですか?
それとあともうひとつ。
ずっと美魔女っていうのが流行ってるけど、それを意識してるのか知らんけど60~70歳超えのおバアが見た目だけを過剰に気にして、アンチエイジングを連呼してんのを見るとみっともないのを通り越してめっちゃ怖い。いろ~んな意味で。
とにかくこれらの反面教師たちを自らの教訓にして踏み台にして、将来は素直で性格が若くて可愛い年寄りを目指したい。
夫に「この記事には品が無い!」とたしなめられましたが・・・(;^ω^)
おわり。